応援できてよかった。自称ファンのおぼつかない記憶を公式記録をみて少し補正してみたものの、ほぼ感覚での応援録。
縁起のいい黄色ユニだ。
2023アジア大会優勝の時の黄色ユニだ!縁起がいいぞ。
ハンガリーの国旗の色のうち、2色は日本の国旗の色だ。完全アウェーだけど、日本の応援だと思って戦ってほしい
秋山選手、犀藤選手、金城選手、菊池選手がベンチアウトか。初戦と同じ…全員ベンチ入りさせたい!
でもそういうわけにはいかない。選ばれたメンバーが選ばれなかったメンバーの分も頑張ってくれる。
ハンガリー強ーーーーーい(^^)
ホームアドバンテージ以上に、スウェーデンに勝ったハンガリーの実力が随所に感じられた。
日本対策をとことんやってきた様子で、守りがとてもとてもしつこかった。ところどころでファールと紙一重のパスカットをしてくるなど、流れをもっていかれた。全てで上回っていたと思う。
特にライトウイング、ライトバックの選手が決定力高すぎて前半止められる気配がなくて恐ろしかった。後半は途中から入ったセンターの選手がぼこぼこに決めてきた。長いリーチでの力強いシュートは国内レベルにはいないと思うので止めにくそうだった。
そして、世界選手権などで高い決定率を維持していた頼れる服部選手ですら、決定率1/4とハンガリーのキーパーに止められた。サイドシュートに強いキーパー。背が高く手足が長いのでループシュートもキャッチされる。吉野選手含め、ライトウイングからのシュートを2/7の確率にまで下げられてしまうなんて、レベルの高さに圧倒されたよ。
対格差のある相手に通用していたことも
書ききれないけれど。(全員1つは書きたい)(時間はメモが判読できた選手だけ)
笠井選手の序盤のループシュートや後半の効果的なブロックやパス。佐々木選手のキーパーの逆を突いたディスタンスシュート。石川選手のカットイン。亀谷選手のナイスセーブ(12:57)。
相澤選手の確実な7mやカットイン。1本を確実に決めた吉留選手。苦しいながらも外したままで終わらなかった吉野選手、服部選手。
日本リーグで決定力ダントツ1位の永田選手が止められるというのは、相手キーパーのレベルが違うということだ。
中山選手の気迫のシュート(54:03)、レフト側からフリースロー決めたのも凄かった。
後半に出場した岡田選手のカットイン高確率。初見選手の本職でないサイドシュートまた決まってた。
松本選手の18点目の正確さや終盤の気の利くプレーよ。馬場選手のセーブからの速攻はうれしい。
後半、永田選手の分も攻守で支えた佐原選手のゴール。
守りもいい場面あった。
前半2:30ごろ、相手のパッシブプレーを誘った粘りの守り。
守備中心の永田選手や北原選手は手足をひたすら動かして時には10m付近まで出て守っていた。ピヴォットのケアでバックプレーヤーの受け渡しが難しそうで、一つ一つのプレーで消耗する中で、必死でついていってマイボールになったときは心を打たれた。笠井選手、服部選手が相手のオフェンスファール(チャージング)を誘う場面も。初見選手と佐原選手が追い込んでいいディフェンスをしていた場面も(51:51ごろ)。
あんなに体格差があるのに、いい守りもたくさんあった。
でもそんな日本の必死の守りに対しても、少しでもチャンスがあればハンガリーは遠目からのシュートを確実に決めてきた。日本がそれを警戒して高く守ったら裏のカットインやピヴォットの回り込みを使ってくる。日本はハンガリーのミスを誘うことにも苦労していたように感じた。
世界基準のジャッジなのかもしれないが
スローだとハンガリーの選手が佐々木選手の腕をたたいているように見えたがハンガリーのパスカット成功の判定。
永田選手の失格は、相手ピヴォットを背中越しに抱えていて、たまたま肘が顔に当たってのものだった。それもだめなのかー。しつこくビデオ判定された😢
日本リーグのようにはフリースローをとってもらえない。逆にピヴォットの小競り合いを厳しくとるのが世界基準なのかな。この大会の日本戦しかほぼみてないので世界のことは私にはわかりません。
解説の荷川取さん曰く、「自分達で笛を吹いている」とよく言うそうだ。相手のファウル(フリースロー)になるだろうと思って、笛が鳴ってないのにディフェンスの足が止まってしまう状況のことらしい。
前半2回目のタイムアウトは辛かった
楠本監督の2023年12月の世界選手権のときのタイムアウトは、選手も観ている人も笑顔になってリラックスするものだった。
今回、前半2回目のタイムアウトはそうではなかった。佐々木選手への個人攻撃で終わった。
楠本監督には感謝しているし、尊敬もしているが、今回のタイムアウトだけは何一ついい影響を及ぼさないと正直思った。勝手に私が理想を作っているだけなのだが。それだけ気持ちが入っていたのかもしれないが、ただただつらかった。
この大会後、楠本監督の退任の意向が示された。
楠本監督のことだから、退任を引き留められないようにするためにあえてカメラが入るあの場面でああいう状況を作ったとか?深読みしすぎかな。
試合が決まっても最後まで戦ったおりひめジャパン
後半の時間が経過して、終了時刻が近付いても、点差は縮まらない。勝負は決まっていたが、おりひめジャパンは最後まで1点でも守って1点でも得点しようとしていたと思う。
東京オリンピック後から、楠本監督の指揮のもと、おりひめジャパンのハンドボールは、アジアトップの実力、また、世界でも通用するところがあると私たちに見せてくれた。残念ながら今大会では対策されて、思うような結果にはならなかったけれども。
実況の久保さんも、解説の荷川取さんも、「歴代最高のチーム力」に疑いはないことを言及していた。楠本監督は退任の意向を示し、今後はどうなるかわからないけれども、大学の10連覇を果たしながら日本代表のチームを引っ張るなんて、我々凡人には想像もできない忙しさだったと思う。
ここまでチームを率いてくださった楠本監督には、ここまでありがとうございましたとお伝えしたい。
ひとまず大学教授、大学チームの指導に専念していただき、休める時間があるなら少しでも心身ともに休めていただきたいです。
監督も、選手の皆さんもチームスタッフの皆さんも、いろいろなものを犠牲にしてよい結果を信じて辛いことも乗り越えてきたと思うので、それが結果に結びついてほしかった。しかし、世界の壁は高いと感じた。
悲しい、悔しい涙を観るのはつらかったけれども、今のおりひめジャパンの悲しみや、過去の日本代表の選手のくやしさ、悲しさが、未来に必ずつながると信じています。
ここまで応援することができるのは、本当に幸せなことなんだなと終わってみて感じました。
おりひめジャパンのうれし涙を観る日はそう遠くないと信じて、応援します。
チームの皆さん、ありがとうございました。
公式記録
日本ハンドボール協会ホームページより
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